嵌合体(キメラ)専門の教育及び保護機関。危険生物として扱われる嵌合体を、より多く社会に迎え入れられるように教育を行う目的で設立された。
受け入れ対象となっている嵌合体の製造法は主に二種類であり、免疫系を操作することで嵌合体を創造する旧法と称される方法と、DNAを一から新たに製造する方法である新法と称される方法で作成されたものである。理由は、これらの方法で創造された嵌合体に、突然変異や改変による不慮の副作用などによる何らかの異常及び意図的な改変により極端に変化に対する強度の高い個体が発生する事例が相次いだ事が関係している。
施設の設立自体は、貴村尚人博士の善意によって行われたものだが、研究者にとって、処分不可能な実験による人工生物の廃棄場であり、それら危険生物を無害化する施設であるとの見方をされている事は事実である。